2016年3月8日火曜日

K教団の金銭感覚…在家時代を振り返る(1)



出家と在家と除名を経験して

K教団で熱心に活動する人は、お金を出し尽くしてゆきます。次から次からお金が必要になり、お金を出せば出すほど悟りに近づけるように思い、さらにお金を出せば出すほど信者や教団から祝福されるので、布施がやめられなくなります。まるで布施依存症のようです。そして金銭感覚が狂っていきます。

私はK教団の最初の12年間を職員、いわゆる出家者として関わり、還俗(退職)して後、ほぼ同じ期間を在家信者として関わりました。お金を集め、もらう側と、お金を布施し、差し出す側を両方経験しました。そして除名処分を受け退会してから、納骨壇等の申込金返還訴訟等に声援を送り、退会する人の相談にも乗ってきました。

そうした中で、K教団の金銭感覚の異常さを身をもって痛感しました。あらためて気づいたことを率直に書いてみたいと思います。

在家時代と御布施

四十代の初めに還俗してより十数年間、K教団の在家の信者として活動し布施をしてきました。在家としてのK教団の宗教活動で、どのぐらいお金がかかるものなのでしょうか。

これは人によって差異はありますが、読者に具体的なイメージを持ってもらうためにある研究員・男性の事例を書いてみたいと思います。

この男性は定額の布施として毎月1万円を植福の会で納めました。また原則毎月2回の支部祈願(一件5000)と毎月一回の精舎祈願(一件3万円)を継続していました。祈願は信仰心を高める行為であると教えられていたので、効果がなくても毎月実践したわけです。さらに、時々、教祖の御法話拝聴会(DVD)を支部へ見にいきました。一回5000円です。これで月額55,000円になります。
それ以外に精舎研修は年一回の論文研修を受け3万円の研修費と交通費です。さらに、毎年の研究員の資格維持のための試験で5000円。また、できる年には他の精舎研修(交通費・祈願込みで10万円程度必要)に参加したり、10万円程度の特別植福をしていました。このほか、映画のある時は100枚のチケット購入で15万円、献本書籍の100冊購入で約20万円の出費をしていました。

熱心なある女性信者だと、支部へ通うための遠方よりの交通費や電話代、自宅での集いの経費や毎月20冊程度の書籍購入なども加わって、毎月の基本的な出費だけでも10万円程度の支出をしていたといいます。食費や被服費は極端に切り詰めてねん出するのです。

人によっては借金をしても布施している人もいました。会社の経理を預かっている熱烈信者の奥様が、会社のお金をご主人に内緒で布施していたという話は、複数の人から聞きました。もちろん家庭争議が起こります。

K教団では毎年半年毎に「○○精舎の建立のために」「降魔型〇〇像」とか、さまざまな名目で信者一人当たり最低でも10万円以上の特別植福を集めます。こういう場合は、組織で活動をしていると、信者同士の横のつながりもあるので、やらないわけにはいかない気持ちになります。

しかもK教団の場合は、布施しても布施しても、次から次へと布施の機会が続き、これで終わりということがありません。その疲労感は結構なもので、それが蓄積してゆきます。


布施ができないと、仏の役に立てないことへの罪悪感取り残されていくような気持ちに襲われ、また支部に行って支部長の顔を見るのがつらくなるので、支部に自分の居場所を確保するためにも布施は必要になります。そんな気持ちが根っ子にあって布施せざるを得ないという在家信者は少なくありません。

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