2014年5月30日金曜日

差別観の克服(1)・・・K会の心のシミをとる③―1



1.上から目線をもたらす価値観

 私は自分の中のORに洗脳された価値観を払しょくする努力を継続しておりますが、意外に根深いものがあるのを感じています。それは、もともと自分のなかにORの価値観を受け入れる素地があるからです。その一つとして、最近再度ORの洗脳として自覚した「差別観」について報告させていただきます。

 
13年間教団の発足当初からの幹部職員だった私が、還俗当初もっとも人から嫌がられたのは、上から目線で人を見ることでした。上から目線が無意識に出ると、周囲に反感を買い友達ができません。やがて所属する職場や共同体から排除され孤独になることもありました。

 私が観察するところでは、K会に長くいればいるほど、在家でも役職が上になればなるほど、職員であればなおさら、無意識に「上から目線」になる傾向が強いようです。それはK会で教わる価値観と密接に関係していると思います。この価値観に修正を加えない限り、「上から目線」の傾向性はなかなか消えません。相当克服したつもりでも、何かのきっかけで顔をのぞかせることがあります。

 そこで「上から目線」の背景にあるORの価値観を考えたいと思います。

  ORの教えでは、宇宙は二つの原理で統べられています。それは進歩の原理と調和の原理です。この二つの原理を調和させて、この惑星で最大のユートピアをつくるために「法」が説かれるとされます。

 進歩の原理と調和の原理は、差別観、平等観という言葉でも言い表せます。人間は等しく仏性を宿しており、ダイヤモンドの原石であるというのが平等観です。しかし、その磨き方によって輝きが異なるというのは差別観です。

 ORは「何人もチャンスは平等にある。しかし、努力の結果において差異・差別ができる。この差別は努力の結果によるものであり尊重されねばならない。」と教えています。

 

2.縁起と差別観

 努力によって成果が異なるというのは縁起の考え方ですそれはあの世にも働きます。差別観は縁起の思想に裏付けられていて、心を磨き悟りを高め、人々のために貢献する成果を実績として出した者は、高級霊として評価され、次元の高い世界に還り、そうできなかったものは低い世界に還る。特に心の透明感を失って真っ黒になったものは地獄に堕ちて反省しなければならない。そう教えます。

 ORの次元構造論はこの「差別観」によって成立しています。それになじんだ人から見ると、どこにも疑問の余地がない真理と見えます。私もかつてはそう信じていました。

 
3.平等観と愛が消えてゆくことへの警告

 しかし、初期の霊言集では幾人もの霊人が、ORの思想では差別観のみが強調されることになって平等観が消えていくので危険であるという警告がなされていました。平等観が消えていく結果として愛が消えていくのです。

愛は人間神の子・自他一体という「平等観」に起源をもっています。平等観はすべての人は根源なる神の分霊であり、価値的に等しく尊い存在である。すべての人は根源の神において一つにつながっている。ゆえに「互いに愛え」と教えます。あらゆる人が根源なる神の顕現であるから、人は存在そのものが尊いという思想が平等観です。そこからは尊敬の念を含んだ愛の気持ちが芽生え、礼節を伴った愛が生まれます。

 しかし、ORは平等観としてダイヤモンドの原石であることを強調するので、磨いた程度に応じてしか尊さが出ない存在という見方をメインに持ってきます。その結果、悟った人と悟らない人は尊さが違うとなります。K会では最初から論文試験の点数の高さが悟りの高さと認定されましたので、点数が高いものは一躍注目と尊敬を受けました。

この傾向は組織が拡大すると、エル・カンターレの近くにいる人と遠くにいる人では尊さが違うとして、講師資格や役職によって差別視するようになりました。出世競争が始まりました。またエル・カンターレ信仰が強調されるにつれて、人は存在それ自体が尊いのではなく、エル・カンターレをどれだけ信仰しているか、エル・カンターレにどれだけ愛されているかによって立場が異なるのだと、そう考えるようになりました。

 私はORのそば近くにいる時は、他の職員や信者から尊敬と愛を与えられましたが、ひとたび左遷されると、急にほとんどの職員は冷たくなりました。ましてや還俗させられたら、180度応対が変わりました。ぞっとするほど冷たい目で、魔がついているのではないかという恐怖心で見られるようになり、誰も近くによってこなくなったのです。幹部職員ほど私を露骨に避けました。

そういう姿を見た職員は、自分が同じ目に合うことを恐れて、ますますORの方針に忠実になり、ORに評価してもらえるように必死で忠誠を尽くします。在家信者も光の菩薩になりたいという一心で、お金も時間も労力もつぎ込みます。光の菩薩と認定されれば、あの世でエル・カンターレのそば近くに行くことができ、全人類から尊敬と愛を捧げられる立場につくことができると教えられているからです。

 ORの価値観を推し進めると、平等観が消えて差別観だけで人を見るようになり、その結果愛が死ぬ、という初期の一部の高級霊の警告は、的中しています。。

(次回に続く)
 
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