2014年4月1日火曜日

控訴審・逆転勝訴の報告・・・対山田美星名誉棄損裁判



1.「種村さん、勝ちました!」

さる3月19日、私のもとへ弁護士の先生から突然メールが入りました。「種村さん、勝ちました!」は、このメール冒頭の標記の言葉です。メール本文には次のように書かれていました。

「標記の件で、本日、東京高裁の判決がありました。

東京高裁は、地裁判決の種村様の敗訴部分を取り消し、山田美星の請求を全部棄却しました。

種村様につきましては、全面勝訴です。」

 

 つまり、私が東京地方裁判所の判決に対して不服を訴え、東京高等裁判所に控訴していた名誉棄損裁判の判決が下り、私が逆転勝訴したという報告でした。

東京地裁では、私に対して名誉棄損を訴えていた幸福の科学職員の山田美星が勝利し、私は200万円の支払い(山田美星氏の請求金額は1500万円)を命じられていましたが、控訴審では私が勝訴し、東京地裁の判決が間違っていたとして判決が覆されたのです。

 
これはどういう裁判であったかというと、私が法廷に提出した陳述書の内容に一部山田美星氏に関する数行の記述があったのですが、これが名誉棄損に当たるかどうかで争っていたのです。この陳述書というのは、大川きょう子氏の離婚訴訟と幸福の科学の元信者4名が教団を相手取って起こした生前供養料等返還訴訟(いわゆる布施返還訴訟)に提出したものです。内容は、幸福の科学教祖の大川隆法氏が秘書の女性との不倫関係にあったという事実を、その被害者の元秘書から相談を受けて聞いた記憶にもとづき証言したものです。

 
 判決文の該当箇所の主文には、次のように書かれています。

(1) 被控訴人兼控訴人種村修の本件控訴に基づき、原判決主文第1項を取り消す

 <種村注> 原判決主文第1項とは次の東京地裁の次の判決主文をさします。

1 被告種村修は、原告山田美星に対し、200万円及びこれに対する平成2487日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。

 (2) 上記取り消し部分に係る被控訴人山田美星の請求を棄却する。」

 
 これに伴い裁判費用は、「山田美星:種村修=全額負担:負担0」で、すべて山田美星氏が負担するように命じられました。

 

2.東京高裁の示した判決理由

 判決理由については、「本件各陳述書の記載は、被控訴人山田の名誉を毀損するものか」の項で次のように書かれています。

 
「本件陳述書1(甲2)の本件記載3、本件陳述書2(甲3)の本件記載4には、被控訴人山田が大川との間で性的行為を行ったことがあるという事実を、被控訴人種村が、同じく控訴人幸福の科学の信者であった女性から聞いたことがある旨が記載されている。かかる記載自体は、被控訴人山田の社会亭評価を低下させる可能性のあることが否定できない。

 しかしながら、本件陳述書1及び同2における上記部分の記載は、もとより伝聞とされている上、いずれも数行のごき概括的な内容のものである。また、本件各陳述書はそれぞれ各別件訴訟に証拠として提出されたものである。また、本件各陳述書はそれぞれ各別件訴訟に証拠として提出されたものであるところ、民事訴訟は公開の法的で審理され、その訴訟記録を第三者が閲覧することができるとはいっても、事件に無関係の第三者がこれを閲覧することは一般に多いとはいえない上、事実認定は裁判所が提出された証拠全体を総合評価して行うものであって、当事者が提出した一部の証拠の内容が直ちに真実であると社会一般に評価されるものではなく、さらには、裁判所の事実認定も、その事件の当事者間の相対的な法律関係を決するためになされるにとどまるものである。そして、各別件訴訟において特に閲覧等が不特定多数により行われ、本件各陳述書の内容が真実であると多数の者に認識されたというような特段の事情も窺われない。

 そうすると、本件各陳述書が各別件訴訟に証拠として提出されたことにより、被控訴人山田の名誉が実際に毀損されたと認めることはできない。したがって、争点(4)、(5)について判断するまでもなく、被控訴人山田の請求には理由がない

被控訴人種村の控訴に基づき、原判決中、被控訴人山田の請求を認容した部分を取り消してこれを棄却することとして、主文のとおり判決する。

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