2013年10月9日水曜日

依存性人格障害の視点から⑱接し方のコツ(1)


代理人にならない


本人にさせる

 依存性人格障害の人への接し方のコツ。それは2つあります。

 先ず相手の「代理人にならない」こと。
 依存性人格障害の人は、人に判断を求めたり、対人的な折衝を他者に「代行」してもらおうとする傾向があります。頼られた側は人情としては、ついそれに応えてあげたくなるのですが、それはよくありません。なぜならそうした「代理行為」は、本人の「判断したり、臨機応変に対応する能力」をますます低下させ、依存を高める結果になるからです。

 できるだけ早い段階で、失敗してもいいから、自分で判断したり、折衝するように仕向けること。それが重要です。

 

失敗を恐れない

依存性人格障害の人は、実はいままで自分の判断で何かをするのが不安だったので経験不足になっているだけです。本当はやろうと思えばできるのです。もし失敗しても、失敗に中から教訓を学ぶことを積み重ねていけば、やがてうまくできるようになり、自立につながっていきます。


 結局、依存性人格障害の人は自信がないので、これまでそうした経験を積む機会を避けてきているわけです。そのために自分で判断し、決断して何かを行うということが、経験不足になっているのです。
 そこで・・・、自分で決断するという訓練を積むこと。これが、何よりも依存症克服の解決につながります。

 

周囲の人の接し方

 依存性人格障害の人が、判断や決断で頼ってくるときには、周囲の人は注意が必要です。折角の練習の機会を邪魔しないように、気をつけなければならないのです。

 依存性人格障害の人に対しては、親切や助けは、親切にも助けにもならないのです。一人でやり抜く体験を積むことだけが、自信の回復にもつながっていくからです。周囲の者の不安が、本人の主体性を封じ込めていることが少なくありません。リスクがあっても、本人を信じて見守る包容力こそが必要です。
 
 カウンセリングでも言えることですが、大切なのは相手を信じることです。その信頼こそが本人の自信を下支えします。私は自信を失っていた時期に、ある人から「どんな分野でも一つの分野で成功をおさめた人は、別の分野でもきっとできるようになる」と言われたことで、自分を励まし頑張りぬけたことがありました。意外にできるものだと、しみじみと思いました。「あなたは必ずできる」という相手の信頼を媒介として、自分を信じることができる。こういうことがあるという経験を、この時にしました。

 ところが相手が不安で頼ってきたときに、相手の代理人になってしまうということは、「あなたにはできないでしょう」という暗黙のメッセージを送っていることになります。「あなたはできる。だから私は黙ってみている」という姿勢が、相手を信頼する態度なのです。


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