2013年6月26日水曜日

幸福の科学の植福について⑧・・・研修、祈願、法話


 洗脳集金システム②

 

法話拝聴会

 支部では法話拝聴会といって毎月数本の法話、霊言のDVDが一回5000円のお金を払って見ることをすすめます。『舎利弗の真実に迫る』に収録された私の悪口をいわせた霊言も同じように見せられています。また、大川きょう子夫人を糾弾するための霊言も、何回かに分けて「仏法護持研修」と銘打って行われました。こうしたものは、特別に信者に呼びかけて動員をして見せるようにしていました。

 私が支部にまだ行っていたころは、あまりにも次々と出されるご法話や霊言が多く、全部見ることができる信者は一人しかいませんでした。お金が続かないからです。精舎にも類似のものがありますが、そこでは1万円がかかります。

ある元信者の方はこう証言しています。「法話拝聴会は、精舎開催分も含めると毎月1~2回は必ずあり、家族分を含めると月平均2万円以上の布施を出していました。特にここ数年は宇宙人の話や〇〇の霊言という形での法話が頻繁になりましたので、私は他の布施もいろいろある中、お金の工面に大変苦労しました。同じ支部でスタッフをしている熱心な女性信者に『こんなにご法話がたびたびだと資金的に大変よね』と小声で話しかけられたことがありました。」

これは正直な信者の気持ちです。しかしこれらを職員は無料で見れるために、在家信者の間には非常な不満が溜まっていました。熱心な在家の信者は本当は全部見たいのですが、お金がないので見れないことに不満を募らせていくのです。その矛先は無料で見ている職員に向けられます。

 教祖のO氏(大川隆法氏)はDVDを安く見せるのは非常に不満で、自分の話は「真理価値」があるので、本来もっと値段が高くてもいいのだと考えています。ある時、その教祖の意向を受けた二十代の理事長が何万円もの布施をとってご法話拝聴会を実施したことがありました。さすがにあまりにも高すぎる(その割には内容がない)と信者の不評を買い、元に戻しました。もっともこの時高額の布施を払うほど奇跡が起きるといううわさが広がり、ある程度の人は見たと言います。しかし、高額すぎると支部に人が来なくなって、結局収益が低下せざるをえません。

このご法話や霊言DVDは洗脳集金システムとしては、洗脳と集金が同時にできるという点では非常に効果的なものです。しかも、その内容は内部売り書籍(5000円)や書店販売の書籍(千数百円)になりますので、1つの法話、霊言で繰り返し収益を上げる仕組みが作られています。またDVDや書籍の数が多いと、それ以外の勉強に振り向ける時間もお金も無くなるので、信者はどっぷりと教団の教えに浸ります。大量の情報をふんだんに与え続けるというのは、洗脳の一つの手法です。

 
祈願

 支部では毎月2回祈願祭があります。支部の祈願は原則5000円、年数度の特別の支部祈願祭では1万円です。これは信者が持っている「祈願文」を使っての祈願なので、収益としては非常に効率的です。信者が「この支部長は祈りが効く」と判断すると祈願が増えますが、「この支部長ではだめだ」となると減ります。信者は悪霊撃退祈願を、反対する家族に対して行うように指導されます。それ以外に「成功祈願」「病気平癒祈願」「経済繁栄祈願」などがありました。

 ただし次第に支部祈願が減っていったので、「千客万来祈願」など新しい祈願も増えていきました。これは支部としての収益が確保できるようにと出されている祈願です。

 精舎での祈願は3万円が普通で、5万円、10万円、30万円とランクがあります。大きな神社でも通常は5000円程度で祈願でき、1万円も出せば神楽付きになることを考えると、けた違いに高額です。これはK会の祈願は直接高級霊に届くという信仰(洗脳)があるためです。エル・カンターレは神々の長なので、その祈願は他のどこよりも効果があると教えられているのです。

また信者は祈願する行為そのものが信仰心を深める修行であると教えられているので、できるだけ祈願を受けようとします。

特に精舎での研修に参加すると、仕上げとして祈願を受けることで修行を完成させたい、大きな効果を上げたいと思い祈願します。精舎の講師から「研修を受けて祈願をしないで帰ることは、山登りで9合目まで来て帰るようなものです。頂上まであともう少しというところで帰るのですか?」ということを言われると、なんとなく祈願を受けずに帰ることは、みすみすよいことを逃がすことになるという錯覚を起こします。結局信者は3万円以上出して祈願するのです。しかも、「手持ちのお金がなければ、あとからでもいいですよ」と銀行振込用紙も用意されています。振り込み予定期日を書く欄があり、その日までの振り込まれていないと確認催促の電話が来ます。これは布施というより集金そのものです。

 祈願ではそれを10万円払って受けるだけで、全部の罪が消えるという過去清算の秘宝特別灌頂があります。エル・カンターレ像の前で五体投地して、その時に頭長に導師が水を振りかけるだけの儀式です。これで全部の罪が消えるのでしたら、反省の教えは無用になります。結局この流れからは、念仏地獄(念仏を唱えるだけで救われると信じて反省の心を失った人がいく地獄)と近いところに五体投地地獄が出来上がるだろうと予想されます。

 エル・カンターレに直接祈願を聞いてもらえるという心願成就祈願は30万円です。通常の神社では大きな神社でも心願成就は1万円なので、ものすごく高価です。支部長に勧められてこの祈願を受けたが全く何の効果もなかったという信者からの相談を、私は以前受けたことがあります。こうなると祈願は単なる布施の名目でしかありません。

 導師が修業をきちんとして心清く、心底信者の幸せを願ってするようだと、祈願は効果がある場合があるようです。K会にも以前はごくまれにこういう導師がいたようです。しかし、そうでない場合は効果がないか、最悪の場合は祈願を受けて悪霊の憑依を受けて、運命や健康が急速に悪化する場合があります。私は30万円の起死回生の祈願を受けた直後から健康状態が悪化して入院したという話をいくつか聴いたことがあります。

 
精舎研修

 精舎研修は、その研修を指導する高級霊が必ずいて、その霊人が指導してくれるという建前になっています。以前は私もそれを信じていましたが、教祖が過去世認定をころころ変えるのを見て、結局O氏には霊を判定する能力がないことがわかってからは、全部うそだと思うようになりました。

 経営診断という100万円の研修があり、参加者は全員素晴らしい霊的体験をするという触れ込みで支部長に勧められていったが、全く何も感じなかったという信者の話を聴いたこともあります。

 ドラッガー指導の経営研修は数十万円するそうですが、参加者でその指導通りして事業に失敗したり、その指導内容の話が大きすぎて結局何の効果もなかったという人の話も聞きました。

 「大金持ちになる研修」という50万円の研修があるそうです。1000万円の札束(表と裏だけが1万円札で中は紙)の束を10個、1億円のお金に似せたものがお盆の上に載せられて用意されていて、研修中にそれを持って記念写真を撮り、1億円のお布施ができるようになりますようにと、高額のお布施をすることを煽るやり方を、その研修の度にしていたという話を聴いたことがあります。精舎の講師も「本当のお金持ちは、ここぞという時はお金をかき集めてでも自分の思った通りのお布施をします。それが本当に豊かな人なのです。」と、高額のお布施を賛美していたということです。

 研修は通常は宗教的なものが多いのですが、その効果となると講師の指導力によって全く違ってきます。公案形式の研修が大半を占めるので、悟っている導師がいないと普通は信者の悟りは絶対に進みません。しかし、以前もK会には阿羅漢の悟りを開いたと教祖の認定される人がいないので、実際には指導力がある講師はごく少数です。そもそも教祖が転落しているので、そういう指導者を育てることができなかったというのが実情です。

 ただし、それでも精舎での霊的体験はあります。オウム真理教でも霊的な体験をして信者が数多くいたようなので、霊的体験自体はできるのです。それが悪霊体験なのか、正しい指導によるものなのか、その判断は非常に難しいのではないでしょうか。この場合にも、原則は指導する講師の心境によって、天上界にも通じれば地獄界にも通じるというべきだと思います。もっとも教団の今の状態では、私は研修に行くことは危険だと思います。
 

 以上主なものだけを上げましたが、洗脳しながら集金するというシステムが、K会には組み込まれています。それを受けて信仰心が深まった人は、さらに熱心に布施をする人へと育っていくのです。なお信者が研修や祈願のおかげで増加した収入は全部K会に布施しなさいという論理が随所に垣間見えるのですが、まるで鵜飼(職員)が鵜(信者)を使って魚を取らせ、鵜がとってきた魚は全部吐き出させて鵜飼(うかい)のものにしているような錯覚を覚えます。

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