2013年3月24日日曜日

洗脳解除のために(その1)


霊現象をどうとらえるか

自分の処以外の霊現象を拒絶する教団


K会というところは面白いところで、あれだけ霊言を出したり過去世認定を乱発したりしているのに、一般信者が精舎以外でそういう覚醒を得たとか、信者以外でそういうことができる人がいるというと、それは悪魔の仕業であるとすぐに決めつけるところがあります。

私も深層潜在意識との交流ができ始めたときに、カウンセリングの場でいろいろ実験的なことをしてみたことがあるのですが、教団から「悪魔の仕業」のように決めつけられて妨害を受けたことがありました。

彼らの特徴は、そうした霊的な現象は支部や精舎以外では起きるはずがないのであり、まして職員を辞めて還俗したような人間にできるはずがないという固定観念を持っていることです。私も職員時代にはそれに近い考えを持っていたので、わからないことはありませんが、今の私には時代の流れと逆行した非常に古い化石化した考えに見えます。

職員の問題と一般信者の問題をある程度分けて考えたほうがいいと思います。職員はほとんど霊的な覚醒をしていません。だから霊的な覚醒をする人への嫉妬があります。精舎研修で初期のころ、どんどん信者さんが霊的な体験を積んでいくのに、職員はほとんどそういうことがなかったことがありました。そこに生じてくるのは、嫉妬です。職員であるというプライドがあるのに、悟りに付随した霊的覚醒がないのですから、信者さんへの嫉妬がおきました。

信者さんからは職員であるのに霊的な覚醒がないと言われると困るので、霊能力があるふりをする人が出てきました。推定や憶測、リップサービス、営業目的で霊的なことを言っても、信者さんは職員だから本当にわかるのだろうと思ってくださるのです。意図的にそうした話法を使う人もいれば、ほのめかしただけでも信じてもらえるので、次第に感覚がマヒしてくる面があります。

 しかし、これが教団の外の人や一般信者が精舎以外でそういう覚醒がおきると、ものすごい拒絶反応をしまします。本音では「悪魔の仕業」だと考えていきます。しかしその人と直接対決できるかというと、できません。自信がないからです。霊的な覚醒がないので、霊現象の真偽を見分けることも教導することもできないのです。ただ相手を悪魔や悪霊に魅入られていると決めつけて、信者さんをもっていかれないように防衛をするようになります。

本来ならもしそういう悪魔に魅入られている人がいるなら、そうした人をこそ救うべきでしょうが、怖いので直接対決ができないのです。

私の実家は、両親が不動明王の指導を受ける行者の方と親しくて、その方を通して自宅にお祀りしている不動明王や、亡くなった祖父母との対話をした経験がありました。西洋で言えば降霊会です。ですからK会の外にもきちんとした降霊ができる方がいることを知っていました。

なお父親が大きな交通事故に巻き込まれたときに、衝突した衝撃で意識を失った父の目の前に、自宅の不動明王が金色で輝いて出てこられたことがありました。そのときトラックにぶつけられた軽自動車は跡形もなく大破したのに、車中にいた父親が無傷でした。見神体験による奇跡ですが、その事があって以来、霊的な導きの存在は私の家族は確信するようになりました。

実は心理学者では霊的な存在との交流体験をしている方は数多くいて、カウンセリングの神様と言われているカール・ロジャーズも、晩年は降霊会に出席して死んだ奥様の意識と話したりしています。『死の瞬間』の著作で有名なエリザベス・キュブラー・ロスはそうした能力を持つ人を、自分のワークショップで活用していました。彼女は時には霊視もできたようです。最近ではワイス博士は集団で過去世を思い出させる指導ができるようです。また臨死体験を初めて世に知らせた心理学者のレーモンド・ムーディー博士は、ある特殊な装置を作って死者の魂を見せて、それと話ができるようにしているようです。これは古代のギリシャの秘儀の復活のようです。グロスという心理学者は、過呼吸からトランスに入る方法を開発して、潜在意識を誰でも体験できるようにしました。ジャーナリストの立花隆氏も2回、そこに参加してその体験記を書いています。

こうした著名な方でなく一般の方でも、驚くほど多くの方がそうした能力のある方と接触していたり、自分自身がそうした能力を持っていらっしゃいます。正直言ってびっくりしています。

やはりカウンセラーという職業は、誰にも言えない秘密を聞かせていただける立場ですので、情報が入りやすいのです。

アメリカでは宇宙人にアブダクションされた人は、まずカウンセラーに相談します。ですからアメリカのカウンセラーは宇宙人情報の最先端が集まる場所になってきているようです。これは日本でも起こり始めています。

しかし、そうした現象が起きると、K会の職員はまず否定してかかったり、おどろおどろしものとみなします。自分でそれを確かめようという探究心はありません。どうしてこうなるのでしょうか。そこに今回問題にしたい洗脳が入り込んでいます。


洗脳の仕組み

まず結論から述べたいと思います。

OR氏は自分が霊能力を独占するための仕組みを作っています。自分にしか、あらゆる霊人と話すことはできないという理論を作りました。その理論は、霊格と波長同通の法則です。

同一の霊格のものでないと、交信することはできないという理論です。9次元のイエスキリストと交信できるのは9次元のエル・カンターレ意識があるからだという理論です。霊格がトップクラスの人間でないと、高次元の霊的な世界との交流はできず、もしできるという人がいたら悪魔に支配されていると教えています。もっとも9次元霊でも、一つ下ぐらいの霊格があれば短時間であれば交信できるとしました。

しかし、これはおかしな話なのです。イエス様は、K会で7次元と言われているマザーテレサにも働きかけておられます。また小桜姫の霊言ではイエス様が6次元の世界へ指導に行かれている様子を描いていたと思います。偉大な如来は自分の光を落とせばどこへでも行かれます。菩薩などが地獄の世界へ導きに行くという話もありますし、地蔵菩薩はもともとそういう役割の方だと思われます。こうなると救済目的のために相当に幅広い指導がなされていることは明らかです。

時代による差異もあると思われます。これまでは霊界との交流には制限がかけられていたようなので、使命を持ったごく一部の人間だけが霊界との交流を許されていました。しかし、古い時代でも、釈迦はそれができる人を阿羅漢の悟りを得た人として、500人以上を育成しました。平安時代には一般庶民まで霊的な世界を垣間見ていたようで、霊的なものへの恐怖から陰陽師が発達しました。

私は霊的な世界を感じやすい時代とそうでない時代が、周期的にあるのではないかと思います。現在はと言うと、霊的な世界が非常に身近になった時代です。しかもそれが加速しています。その意味で、現代の新しい文明が悟性の文明、霊性の文明であるという指摘は当たっているように思います。ただしそれは高度な科学技術と共存するものであるはずです。

霊的な世界との交流が当たり前になる時代が、今訪れようとしているのではないでしょうか。ある意味ではK会もその走りですが、自分たちだけが、しかも教祖だけが大宇宙の根本神や高級霊との交信できるというふうに独占の思想を持ったところが間違っています。

本当は誰にでも起きる可能性はあるのです。それを受け取りやすくする方法もあるのです。

その一例を、ユングの心理学にも感じますし、『聖なる予言』『第十の予言』を書いたジェームズ・レッドフィールドも、そうした方法を教えている方だと思います。ゲシュタルト心理療法のパールズ博士の手法も、それを促す面が相当あります。

つまり、霊的世界との交流とは、要するに私たちの深層潜在意識や超越潜在意識との交流ですので、心理学的な手法で相当程度可能になってきていますし、それ以外の分野でも解明する人が出てきているということです。決してK会の独占物ではないのです。

K会の功績は、それがあるとすると、霊界構造を説くことで霊的な現象を思想的に理解しやすくしたことだと思います。体系的に理解できるようにした面は、一つの評価できる面ではないでしょうか。差別観を強く出しすぎた弊害はありますが、功績もあると思います。

ただし9次元界というのはまゆつばだと思っています。宇宙界との接点という意味では9次元を立ててもいいが、仏陀や救世主の世界は8次元のなかに含めるのが仏教的な伝統ですので、それで十分である気がしています。9次元を立ててその10人の中のトップが自分であるという思想は、OR氏が自分を絶対化するための舞台装置だと思います。高橋信次氏がその思想のオリジナルでしょうから、それも含めて私は批判的に見ています。


内なる神は万人のものである

もともと人間はこの3次元宇宙全体をつかさどっている宇宙意識、大宇宙の創造主にして根本神とも言うべき意識から枝分かれした存在です。最初に根源なる宇宙意識があり、それが分化(複雑化し異質なものに分かれること)した一つが人間です。私はその根源なるものにまでつながった潜在意識を超越潜在意識と呼ぶことにしています。それも自分の心の中にある意識ですから、誰でも超潜在意識と交流することはできますし、大きい意味ではどの人も超越潜在意識が指導しているのです。

一般的に「自分探し」で言われているところの「本当の自己」、ユングがいうところの魂全体の中心である自己(セルフ)は、超越潜在意識が個性化して分化したものとしての深層潜在意識です。それは常に一人一人に働きかけています。

超越潜在意識は宗教的には「内なる神」です。それがすべての人の心に厳然としてあります。そこと交流し交信することは、真の自分と対話することであるため、万人に可能であると思います。その対話の手法は、夢であったり、投影法の絵画や箱庭であったり、ロール・レタリングであったり、言葉であったり、思念の世界のみであったりとさまざまなバリエーションがあります。

K会の理論で言えば、9次元霊の本体しかそうしたことができないことになっています。つまりOR氏を通さないと、だれも根本神の意志がわからないことになっているのです。これは神と人間を隔絶させて、その中間に自分が位置することで、神の権威を独占する思想です。地上の権威も、霊的な権威も、すべてを自分が独占し、ほかの一切のものをOR氏に従属させる思想です。

K会の職員は、OR氏に近いゆえに、その権威の独占のおこぼれにあずかれます。それゆえに共犯者の立場に立つのです。ものすごく自分のプライドが満たされる考えなので、それから離れることが難しくなるのです。まるで麻薬のように。

私はこの思想の罪は深いと思います。万人が超越潜在意識とつながっているのに、そことの交信をさせないようにするからです。もし交信する人が出てくると、悪魔が入ったと言って攻撃します。中世ヨーロッパの魔女狩りと同じ構図がそこに出来上がります。その危険性をK会は持っていると思います。だから極めて危険であると感じています。

根本神ははるか何億光年のかなたにいるわけではありません。根本神は私たち一人一人の超越潜在意識として今ここに、私たちの心の中にいらっしゃいます。私たちはその方が分化し、枝分かれした存在であり、その方の一部として役割を果たしながら生きているのです。私たちに最も近い存在が、その方なのです。これが私たち一人一人が何人も冒すことができない尊厳を持っている本当の意味なのです。

それを感じ取ったり交流したりすることは可能です。そのヒントが、心理学の手法の中にもちりばめられています。もちろん宗教的な手法の中にもあります。それらを特別なものとしてではなく、一般の人が検証し体験できるものとして開発し、公開してゆく必要があると思います。そのために、まずそれを阻んでいる「洗脳」を解く必要があるのです。


参考「洗脳解除に役立つ本」

 http://tanemura2013.blogspot.jp/2016/03/blog-post_30.html


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1 件のコメント:

  1. <読者からコメントをいただきましたので紹介させていただきます>

    非情に説得力があります。

    教祖は我欲が勝って、使命より自分の分を超えたところに手を付けたのですね。
    K会によって、世間の霊的なものへの壁が薄くなったと思います。
    霊界の存在証明以上のものを望んだから、現在の結果になったのでしょう。
    教祖は我欲があるから当然、大悟はしていないですね。
    教祖の従属させる思いや欲は教義、行いに強く反映しています。

    万人が神の心と交信させないように数十年間も画策し妨害したのは罪が重過ぎです。
    しかも、洗脳までして私腹を肥やしていますからね。
    それに一躍買って私腹を肥やす職員の罪も重いですね。

    私は脱会していますが、これ以上善良な信者や職員を巻き込んで欲しくないですね。
    信者は布施をせずに、少しでもいいからお金を大切にして欲しいです。
    洗脳が解けた後の心の試練が来ますし、その上に経済がなければ、この世の地獄を見ますから。

    ある程度客観的に見ている信者なのに、未だに教祖は組織運営に関わっていないという方がいます。
    年齢が中高齢でパソコンを見ない人ですね。選挙だけで判断できないのですね。
    ここにも触れて欲しいです。

    まずは、洗脳解除ですね。


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