2013年3月10日日曜日

休眠会員との対話(その2) 宗教ビジネスの天才


「祈願はすべて真逆の結果」

 

(紹介)

前回の(その1)に続きます。この方はとても紳士的で優しい人です。でも芯は強いものをお持ちで、会社を選ぶか幸福の科学の信仰をとるかで、2回も信仰を選んだほどの人です。それほど真剣に信仰していた方が、なぜ休眠会員になり、事実上信仰を捨てたのか。その経緯を語っていただきました。「幸福の科学の信仰をすると本当に幸福のなるのかどうか」を考えるうえで、非常に価値がある対話でした。
「私の体験をほかの方に役立ててください」と、快く掲載を許してくださったKさんに、心から感謝します。

職員に刺された「とどめ」

 

K 父が数年前に亡くなって、幸福の科学に供養をお願いしました。その時から私の心の状態が悪化しました。何年間もどうにもならないほど不調で、田沢湖正心館に最後に行きました。そこで、田沢湖正心館の講師にとどめを刺されたのです。

お父さんは成仏していない。」「母の霊が心配して来ている。」
父を幸福の科学で供養しているのに、成仏していないというのです。
エル・カンターレは偉大な神のはずなのに、どうして父を成仏させられないのか。父は会員であったのに。
そう思うと、本当に落ち込みました。
あとでこの話を信頼できる支部長さんに話したところ、「その講師にはそんな霊的な能力はないよ。わかるはずがないよ。」と言われました。
私は、父が死んだときに那須精舎の納骨壇をいただいて、父の位牌はそこに納めていました。田沢湖の講師には、本当にがっかりさせられました。しかし、主を信じていたので、その時も退会せず、休眠会員になりました。
種村 その講師の言葉に「とどめを刺される」ほどのダメージを受けたわけですね。
K 職員に言葉でとどめを刺されるということは、これまで何度も経験しています。
昨年末に総裁が若い女性と結婚しましたが、それを見て婦人部はがっかりしている人が多いのです。支部の雰囲気でそれを感じます
しかも、最近はめちゃくちゃな内容の本が多いでしょう。
昨年末に、総裁の街頭演説を聞きに行きました。総裁はどこへ行っても人が来ると思っているようですが、同じ人が移動しているだけなのです。それを総裁は多くの信者がいると勘違いしています。
支部巡錫でも、普段見たことがない人がいっぱい来ています。それで総裁は1支部200人から300人と思いこんでいます。実態は何もわかっちゃいない。
街頭演説は、もっぱら恐怖心をあおる内容でした。「死にたくなければ幸福実現党に入れよ」と言っていました。まったくの脅迫で、これっておかしいですよ。
「天照大神」の霊言にしても、1パーセントしか希望がないようなことを言っています。そのくせ「一人出れば変わるんです」と言っているわけですが、「沙也加さんが出ているんじゃなかったのか」と思って、不思議に感じました。だって沙也加さんが天照大神の生まれ変わりだと言っているわけですからね。
この本は天照大神のお言葉ではないと思います。光と希望を与える天照大神は、恐怖心を与えないと思います。そんなもの、天照大神であるはずがありません。
種村 恐怖心をあおって人を支配しようとするのは悪魔の手口だと、幸福の科学では教えていたはずですね。信者の中には、ものすごく恐怖心を募らせて、精神的にも追い詰められたり、幻聴が聞こえたりする人まで出ています。
本来仏教は「無畏施」といって恐怖心を鎮めて安らぎを与える教えですから、今の幸福の科学は仏教精神とは無縁ですね。恐怖心を票集めやお金集めに使っていますよね。これは邪教の手口だと思います。

宗教ビジネスの天才
 
K 大川総裁は宗教ビジネスの天才であると思います。罪悪感をあおって金を出させるやり方がうまいんです。支部に通っていると、お金があるのにお布施をしないと罪悪感を感じます。そのために自己破産寸前の予備軍がいっぱい支部にはいます。私には貧乏坊主だった過去世でもあるのでしょうか。豊かさに罪悪感を感じて、特にお布施しないと罪悪感を感じるんです。こういう人は相当多いですよ。
精舎の「雲水」制度は、お金をとってただ働きさせるシステムでしょう。やはり総裁は宗教ビジネスの天才ですよ。みんな薄々おかしいと思っています。
私は幸福の科学は急激につぶれていくんじゃないかと思います。選挙でもお金を使いますし、脱税問題が噴出して一気につぶれるんじゃないでしょうかね。
種村 「罪悪感をあおって金を集める」という視点はとても鋭いですね。「恐怖心をあおって金を集める」という方法と、両方使っていますね。
K 脱会しないまでも、私みたいに支部に行かなくなった人は増えています。はっきり言って、なによりお金が続かないんですよ。しかも支部に来た人の心のケアは全くないですからね。
種村 そうですね。
 
総裁は仏陀ではない
 
K 総裁の街頭演説を聞いているとき、思いました。「仏陀だったら外国人が通りかかっても、足を止めて涙を流して聞き入ってほしい。地球神の説法なら、そうしてほしい。」と。
一般の人は横目に総裁を見て、馬鹿にして通り過ぎていくんです。しかも言っていることは「死にたくなかったら票を入れろ」でしょう。どう考えてもおかしいです。
最近の霊言は、悪霊が入って演技していると思います。悪魔が入り放題です。
初期の本では、日蓮であっても、何度出てきてもその個性は全く変わらないと言っていましたよね。しかし、昔の親鸞と最近の親鸞は全く別人です。地獄霊としか思えない。
今は、まじめな会員さんでも、霊言本を買わない人が多いです。
『新・太陽の法』のなかで、谷口雅春先生の思想を「かび臭い思想だ」と書いていますが、それを読んだ時に、霊示を降ろしてくださる霊人に対して失礼だと思いました。自分を馬鹿にして貶めることを言う人に、神は霊示を降ろさないと思います。自分を信頼して敬う人に応援するのが普通だと思うのです。
昔の『太陽の法』には、謙虚さがあってよかったのですが。
私は仏陀が堕落するなんていうことは絶対にないと思います。だから私は大川総裁は仏陀ではないと思います
種村 ええ、私もそう思います。
K 5、6年前、ある支部でご巡錫があった時に、私の目の前を総裁が通り過ぎたのですが、全く何の感動も起きませんでした。「自分には信仰心がなくなったのか」と思いました。
昔はすごかったという印象があります。ドームでの講演会の時に神々への祈りを見て、すごいと思いました。昔はすごい時期もたしかにありました。
種村 私も昔は同じような印象を持ちました。しかし、あなたと同じように、ある支部へのご巡錫の時、その場にいた私は、確かに全く感動しませんでしたね。
K 神々は幸福の科学の信者を救いたいと思っていると思います。オーム真理教は千人程度にまで減りましたが、幸福の科学には良識がある人が数多くいますから、総裁の実態が知られると壊滅的になるのではないかと思います。
種村 私もそうなることを願っています。

友達が一人もいなくなった
 
K 私はこれまで宗教(幸福の科学)をやめるか会社を辞めるかという選択を2回迫られました。そして2回とも会社を辞めて、宗教をとりました。その結果、幸福の科学以外には、友人が一人もいなくなりました
精舎でドラッガーの研修を受けたときに、「何をしたいかではなく、何をすべきかを考えよ」という公案がありました。こういわれると、結局「伝道と植福」になります。つまり自分の発展の理想を描けなくなるのです。ですから発展できないのです。これは心の法則として、そうなるしかないと思います。
会員で独身者が多いのは、お金がたまらないのが大きな理由です。何かあるたびに植福してしまうので、お金がたまらないのです。周りの人を見ても、誰も成功していませんし、幸せにもなれません
ファイナルジャッジメントの映画に出演した俳優の宍戸錠氏は、世田谷の自宅が火事になりましたよね。没落の法則が働いているとしか思えません。
18年前のことですが、会社から帰るときに正心法語を受持して読んでいました。その日は一冊読みました。それでバイクに乗って家に帰るときに、自転車に乗った女の子が飛び出してきて、見事にはねました。自転車に直角にぶつかったんです。自転車が直角に折れました。女の子は青信号で渡ったといいます。女の子は23回回転して倒れて、救急車で病院へ搬送されました。幸いけがはなくて、足の打撲だけで済みましたけど。
経営診断という100万円の研修を受けたことがあります。私の支部からは十人以上の人がいきました。この研修を受けたら霊的なことが聞こえたり見えたりする人が続出すると言われました。支部長が率先して熱心に勧めたので、私は法友と一緒に参加することにしました。23日の研修中、私は何も感じませんでした。ほかの人も何もなかったようでした。
ショックなことが、その後起きました。1000万円の植福をして植福菩薩になった人がこの研修に参加していたんですが、この人は車に轢き殺されて亡くなったんです。夫婦が道路で自動車の事故現場を見に行ったときに、そこへ追突した車が反転してご夫婦をひいたんです。奥さんが大けがをして、ご主人は死亡しました。
種村 そういえば、宇都宮の総本山ができて数年したころ、車に同乗して精舎に向かっていた会員さん5人が高速道路で事故にあい、全員死亡したことがありました。教団で超極秘扱いになった出来事でした。
K 総裁の離婚は、みんながっかりしたと思います。家庭ユートピアを説いていたのに、奥様のことを「口が臭い」「トイレが汚い」と言って奥様をけなしました。仏陀のいうセリフとは思えません。
種村 この言葉で引っかかって疑問を持った人は多いですね。
K 新しくご本尊が出たときに「借金してでも買え」と言った支部長がいました。それを聞いたときには、「みんな既に借金してるんだよ」と思いました。
私は最初にご本尊が出たとき、すごくがっかりしたのを覚えています。91年に支部長が「皆さんにビッグプレゼントがあります。ご本尊がいただけることになりました。100万円です。」
私はがっかりして、半年間休眠しました。結局ご本尊は、ほかの会員に説得されていただき、支部にも復帰しましたけど。

やればやるほど不幸になる
 
K 母が亡くなって生命保険が200万円出ました。すると支部長から「新しいご本尊を入れましょう」と言われました。幸福の科学には「集金霊」がいると思いますよ。お金が入ると、すぐに布施をすすめに来るんです。結局、ご本尊経営診断で、200万円が飛びました。
経営診断に一緒に出ていた植福菩薩は轢き殺されるし、私は新しい会社に入って事業繁栄祈願10万円で受けたんですが、その会社は祈願して間もなくつぶれました。結局失業です。
実は私は母の難病治療のために、大変な借金をしていました。経営診断をすすめてくれた支部長に、「お金も職もない」と相談したら、「なんで経営診断に行ったの? あなたは支部の定例祈願のみにしたほうがいいよ。」というのです。この支部長に言われて100万円も出して経営診断に行ったのに、この言い方はないですよ。
今に思うと、研修、祈願、植福をすればするほど不幸になっていきました
種村 その支部長はひどいですね。
K 人生の節目節目で、私がボロボロになっていた時、それにとどめを刺すのはいつも職員でした。そのたびに休眠会員なって、元気を回復すると、また支部に行くという繰り返しです。
私は自分がどんな状態になっても、主(大川隆法総裁)を否定しませんでした。主を否定することは、それを信じた自分自身を否定することになるからです。「自分の努力精進が足りなんだ」と、いつも言い聞かせました。「信仰心が弱いので母の難病が治らないのだ」と考えました。でもこうなると結局、自己否定に向かっていくのです。
今は幸福の科学を離れて、自分も神の子で素晴らしいのだと信じるようになっているので、明るく元気です。私は神様に守っていただいていると思います。
種村 幸福の科学を離れることによって、呪縛が解けたんですね。
K これまで、ぎりぎりの崖っぷちで助かってきました。母の病気も5年間続きました。そして亡くなりました。これ以上続いたら、私は経済的に破たんしていました。最初に病気が見つかって、余命半年と言われ、5年間延命したんです。私は信仰によって延命したと思いました。しかし入退院の繰り返しで、お金がすごくかかり、借金が膨れていきました。
30万円出して起死回生の祈願を受けたこともあるのですが、母の病気はかえって悪化し、私の仕事も行き詰まりました。
祈願をすると真逆の結果になるというのは、何度も経験しました。
数年前に私は結婚祈願をしました。そうしたら結婚の段取りがとんとん拍子で決まっていって、彼女も結婚祈願を受けたら私の名前が浮かんだと言ってくれました。それでプロポーズしたのです。すると3日後に、メールで断りの返事が届いたのです。総本山で決断のための祈りを受けたときには「仏も祝福してくれた」と言ってくれたのに、「やっぱり結婚できません」というメールが、本人から来たんですよ。笑ってしまいます。
T すごい話ですね。祈願や研修を受けるたびに不幸になっていくというあなたのお話を聞いていると、どうしてこれまで信仰を続けてこられてのかが不思議に思います。是非、今度はきっちりと退会されて、不幸の縁を断ち切ってください。今日はありがとうございました。

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