2012年8月7日火曜日

深層潜在意識との対話2 Aさんとの事

私をTと表記し、深層潜在意識をSと表記します。ロール・レタリングの手法での対話を行います。

T 出家して、最初は編集部に配属になりました。もともと編集者として入局したのでした。私が最初に通ったのは、秘書のHさんの家を間借りした和室の事務所でした。私が入った時には、編集部員としてすでにAさんがいました。私より少し若かったと思います。優秀論文を書いていた人で、GLAで学んだ人でした。よく議論しました。私が光一元論で彼が善悪の二元論で、中々議論がかみ合いませんが、こういう哲学的な話をする人に出会えて、凄く刺激を受けました。彼は私と、いい意味でのライバルだったと思います。

その後私が事務局に行き、彼が編集部に残りました。私は地下の事務所に移りましたが、夏が過ぎる頃には、さらに事務所が西荻窪駅徒歩一分のビルの1階に移る事になりました。凄く発展のスピードが速かったです。その間、Aさんとはほとんど話す機会がありませんでした。

Aさんはその事務所移転の頃、凄く心境的にぶれていて、電話で私と引越しに関する話をした時に、感情的に攻撃的に話をされたために、凄く嫌な気分を味わいました。最初の大家でもあったHさんは、自宅をさらに増改築して、従来の編集部を自宅にそのまま残すように画策され、Aさんを精神的に囲い込んでいたように感じました。Aさんの不調は、そこに遠因がありました。

Aさんは魔に入られている」と、大川主宰から言われました。Aさんは優秀な人だったので、会のなかでも持ち上げられたので、慢心が起きたようで、そこを狙われたということでした。大川主宰は、「Aさんを助けられるとしたら種村さんしかいない。彼と話してくれないか。」と言われました。しかし私は、その直前のAさんとの嫌な会話を思い出し、それをお断りしてしまいました。Aさんは私に言われるのは嫌だろうという気がしたからです。本当は私が嫌だったのかもしれません。競い合っていていた私から言われることが、彼が傷つくように思ったのですが、その思いにはすでに「乗り移り」の影響を受けていたと思います。私が断った時に、大川主宰は「これでAさんは助からないな」と言われました。

結局、Aさんは、Hさんの影響を受けて、会を離れていきました。大川主宰は道場で開かれたセミナーで、彼を失ったことを自分の反省としてお話されました。Aさんは釈迦の十大弟子の一人阿難陀の生まれ変わりであり、スピノザや禅宗の有名なお坊さんとして、過去に転生している事になっていましたので、当時は凄く大きな事件でした。私は大川主宰の申し出を断って、何もしなかったことを、後々まで凄く悔やみました。

Aさんが離れてしばらくした頃、大川主宰は、「Aさんは私の死んだ後、私の息子の代になって教団に戻ってくるだろう」と言われたことがありました。それゆえ私は長生きをして、その時に彼を信仰へとお誘いしたいと、真剣にそう考えて来ました。それがせめてもの罪滅ぼしだと思ったからです。

しかし、教団自体が今のような状態になってしまうと、彼はあの時に離れたことが果たして悪い事だったか否かは、何とも言えません。むしろ良かったのかも知れないという気持ちが起きてきています。

深層潜在意識さん、私に彼との事を、どのように捉えれば良いのか、また私が真に反省すべき点は何処にあったのか。教えて下さい。

S 振り返るべき点は、まずAさんとの話で心の毒を喰らった事です。Aさんとの電話で彼の心の毒を喰らい、あなた自身が「乗り移り」の影響を受けたのです。だから感情が非常にぶれたはずです。そこに出た思いは嫌悪です。「乗り移り」の影響を受けると、極端な感情のブレが生じやすくなります。あなたはその時にこう思いました。「彼は私より高く評価されていたが、今彼は評価が地に落ちてしまった。評価が逆転した自分と会うのは嫌ではないか。私なら今まで下にいた人に説得されるのは凄く惨めであり、凄く傷つくに違いない。」そう考えていました。

しかし、ここには愛がありませんでした。彼を魔の攻撃から救い出そうという気持ちがなかったのです。それはAさんとの電話で、心の毒を受けてしまい、非常な嫌悪を感じていたからです。法友を救うことより、自分の感情を優先したのです。その反作用で、あなたはしばらく天上界との交流が遮断されました。それは自分の心の曇りにより、遮断してしまったのです。高級霊もあなたにはしばらく近づけなかったのです。あなたは、そのことで塗炭の苦しみを味わい、自我の角が折れ、少し謙虚になりました。そこにようやく救いの手が差し伸べられたはずです。

そうした前後の心境と状況を見る限り、大川主宰からの依頼を断ったことは悪であったのです。やはりあそこは、自分の自我を捨てて、嫌悪の情に打ち勝って、彼を連れ戻すために全力を尽くすべきであり、それがあなたの試験でもあったのです。愛の架け橋を職員同士の間に架けるカルチャー。これが生まれる可能性があったのに、それを自分が潰したかもしれないという反省は必要です

その後、職員同士の連帯が本当に薄い、どちらかというと足を引っ張り合う組織となっていきました。この教団は一人一人が非常に孤独なのです。本当の意味で、心を開いての自己開示が出来ません。あなたに限っていうならば、どちらの悟りが高いか低いか、それを常に探り合っていたのです。特にお坊さん同士の会話では、それが見え隠れしていました。そして、高いと思えばあなたは学ぼうとしますが、同時に内心の焦りを感じていました。低いと思えば、学ぶべきものが無いように思って、人との間に垣根が出来、己を高く見ていたと思います。

これは試験制度の弊害でもあったのです。常に点数を競い合う受験生には、真の連帯や友情が育ちにくいのです。ライバルでもあるからです。試験制度で何点を取ったかで競わせる方法論は、競争原理を入れて人材を鍛えたし、本の売り上げを伸ばしましたが、横のつながりの極めて出来にくい組織も作ったのです。あなたは特に、人との交流より自宅に戻っての勉強に力を入れました。それにより、孤独な宗教家になりがちだったはずです。

以上の事から、やはり友が危機に陥っている時は、忍耐強く働きかけ、常に手を差し伸べることが重要です。「乗り移り」、要するに霊障もしくは悪霊憑依が発生していても、愛に勝る悪魔は無いことを信じて、善意の働きかけを止めないことです。自分は通路になればよかったのです。愛の通路です。あなたを使って天上界の指導が臨み、天使の働きが彼を導くことを信じて行えばよかったのです。彼の手を握ろう、決して話さないで握り続けようとするだけで良かったのです。その意味で、あなたは自我でやらねばならないと考え、それは出来ないと結論付けてしまったのです。あなたは天上界を信じ、Aさんの魂を信じて、ただ「自分を彼のためにお使いください」と祈るべきであったと思います

T ありがとうございます。あの時私がどう考え、どうするべきであったかについてはよく分かりました。今後、同じような局面が出たら、今度は今指摘して下さった事をやりたいと思います。ところで、現時点でのAさんへの思いというものは、どのように持たせて頂ければいいのでしょうか。

S 彼には彼を指導する方がおられます。何処にいても、天上界はあなたや彼を見守っているのです。超越潜在意識からの働きかけも、深層潜在意識からの働きかけも、常にあるのです。どこかの教団に所属しなければ、そうした働きかけが無いという訳ではありません。あなたは、今までこの教団を特別な存在と考えすぎ、地球の天使の大半が指導していると思いすぎたために、この教団から離れることを、地獄の中へ堕ちていくように錯覚しがちであったのです。

よいですか。この世は大宇宙を創造された根本神が創られた世界なのです。何処にいようと、必ず導きがあるのです。現にあなたはその体験をしたではないですか。そして、いまこの教団から除名されて、ますますこうして自分の深層潜在意識からの指導も受けるようになってきているではないですか。それを信じなさい。どこかに属さなければ不安であると思い、恐怖心でそこに縛られる思いは捨てなさい。恐怖で縛り付けるのは、地獄の世界のことでしょう。天国は、自分の自由意志に基いて自由に出入りできるところです。

AさんにはAさんの今世の魂の学習課題があり、それに基いて相応しい導きがあるのです。彼は、あなたがなし得なかった尊い修行をされているのです。縁がある以上は、再び出会うことは可能です。愛が有る限り、彼にとって必要な時に、再び引き合わせられる事になるでしょう。その時に、あなたは彼の幸福のために、自分が出来ることをして差し上げなさい。その時こそ、真なる神の愛の通路になろうと願いなさい。自分を何時までもいじめたり、裁いたりすることは、もう止めなさい。

T ありがとうございます。心が軽くなりました。今は私の目の前にいる方たちを愛する事に全力を尽くさせて頂きます。Aさんのために私が何かお役に立たせて頂きたいと祈ります。ご指導、ありがとうございました。(201286)


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