2012年8月18日土曜日

『「文春」に未来はあるのか 創業者・菊池寛の霊言』を読む(8

財務省との密約を語る「菊池寛」

 この後の内容は、真実というより、大川隆法氏が言いたいことを「菊池寛」に言わせているのであり、大川隆法氏の妄想が書かれていると思います。会員さん向けの説明であると考えられます。

 まず「週刊文春」の幸福の科学批判の動機の最大は、財務省の働きかけにあるのだという「陰謀説」が出てきます。

「菊池寛」 財務次官と野田の首を、今回のあなたがたの攻撃で落とされないように守ってやらなきゃいかんわけよ。・・・そうしないと、水戸の浪士に襲われて、総理大臣の首が飛ぶようなことがあったら、革命が起きるじゃないか。P132

 つまり、崩壊寸前の幕藩体制を支えているのが「週刊文春」だというのです。もっとも、財務次官や野田総理のクビが大川隆法氏の霊言で飛ぶと考えるほうが、過剰すぎる自意識であり、妄想であると思います。そう信じさせることで、信者の方がついていくるのかもれませんが、狂信・盲信です。

 「週刊文春」がなした体制擁護のための働きの裏には「免税の黙認があるに決まってるじゃないか」と「菊池寛」に言わせています。「脱税しても、二、三回は見逃します」という密約があるとも言います。まことに幸福の科学に都合のいい事を、どんどん自分から話してくれる応援団です。
 
最後に大川隆法氏の肉声が出てきます。霊の仮面をつけない肉声なので、やはり言葉遣いが上品になります。

大川隆法 私は、昔、商社に勤めていたころ、「裁判官が商社マンになったような存在だ」と言われ、笑われていたような堅物なので、週刊誌としては、あまり面白い記事が書けなくて残念だろうと思います。P170

 私も、商社マン時代の大川隆法氏は、そういう堅物であったのではないかと考えています。なぜなら自分を仏陀と考えて、いわば仏陀の仮面を被って生きてきた人だからです。それだけに、ご自身の様々な欲望の抑圧は激しかったと思います。
中年期に入って、仮面の陰に隠れていた抑圧された欲望と向き合ったときに、自分の「」に飲み込まれていかれたのだと思います。堅物ほど、中年以降に人生を狂わせる行為があったりしがちなのは、中年期には自分の「影」との対決が起きるからです。ですから、商社マン時代は堅物だったろうと思いますが、その反動が厳しくて、現在の大川隆法氏の問題となっておられると思います。

 最後に怖いことを大川隆法氏は言っています。

大川隆法 いやあ、せっかく書いてくれたので、何か「性の儀式」を始めようかな(笑)。・・・私は、「性の儀式のグランドマスター」ということで、セミナーでもしたら、けっこう人が来て、収入になるんじゃないですか。P175

 これは実際には笑えない話なのです。本当に性の儀式のグランドマスターになる経験と実力がおありだと思うので、弟子に怪しげな儀式を授けて、新しい左道密教を作って、その毒水を流されると困ります。

大川隆法 今は、「追放した人(大川きょう子)」と「追放された人(種村)(関谷)」とが手を組んで、幸福の科学の悪口を言っているような状況です。P181

 私は、大川きょう子氏に全部の罪を擦り付ける大川隆法氏のお人柄を理解できるようになりましたので、大川きょう子氏が独断で追放したのではないと思っています。大川隆法氏は大川きょう子氏の言いなりになるような人間でないことぐらい、よく知っております。大川隆法氏は、自分が直接手を染めず、誰かにやらせたり言わせたりするのですが、裏で糸を引いていたのは大川隆法氏だと思います。

大川隆法 また、種村氏にしても、私が仏陀であることを否定し、「偽仏陀だ」と言うのは結構ですが、彼は、その「偽仏陀」に言われたとして、「仏陀の一番弟子」を名乗り、それを疑いもしていないわけです。これでは、「頭がおかしい」と言わざるを得ません。私を否定したら、結局、自分まで否定される事になるのではありませんか。P182

 「週刊文春」がつけた「一番弟子」というタイトルを、私が言い出したと勘違いされているので、こういう発言が出てきます。私は「大川隆法氏は偽仏陀だ」と言うと共に、「私は舎利弗ではありません」とお手紙に書いておりますので、特に矛盾しているわけではございません。大川隆法氏の弟子であったことは決して名誉なことではなかったというのが、今の私の正直な気持ちです。私は今や、大川隆法氏の過去世認定を全く信用していません。従って、大川隆法氏に認定されたという理由で信じている過去世は一つもございません。

大川隆法 ・・・また、記事には書いてありましたが、大川きょう子についても、私が他人の人たちの前で彼女の肩を抱いてみせるなんて(笑)、こんなことは絶対に一度もなかったことです。・・・絶対にあり得ないことを、見てきたように書いています。この人は、もう、完璧に妄想の世界に入っています。P183

 これの発言を見ると、大川隆法氏は「週刊文春」の記事を、正確に読まれていないことが分かります。この発言は私の発言ではなく、別の人への取材内容なのです。ですから、これを指して「完璧に妄想に世界に入っています」と言われても、少しも私を批判した事にはなっていませんので、ご忠告申し上げたいと思います。
ただ私も、ある方から聞きました。その方は、大川隆法氏の御自宅に招かれて、ソファーで御夫妻が座られた際に、大川隆法氏が大川きょう子さんの肩に手を回されたのを「確かに私は見ました」と断言されていました。ですから、「一度もなかった」「絶対にあり得ないこと」とは言い切れないのではないかと感じています。人は無意識に、そうした行為をすることもあると思います。お子様を5人も授かるほど、お二人は仲睦まじかったのですから。ただ、私の発言ではないので、それ以上のことは言えませんが。

この本への解説も最終回になりました。「あとがき」を見てみたいと思います。

「また宗教から除名された人の意見をうのみにするのは、危険だと思う。破門されるには、それなりの理由がある。しかし、宗教家は、彼らが犯した罪を公表しないで胸に秘めていることが多い。その意味で、取材の自由がまかり通らぬこともままあるであろう。」P187

 この部分を読んで、一つ得心がいった事があります。それは、大川隆法総裁への手紙が届いた日付をもって私が除名されたのは、「除名されるような人物のいうことは信用できない」ということを言うためだったのかと、妙に納得が出来た気がしたのです。
 
 この「あとがき」の一番の肝は次の箇所です。実は、この中で「週刊文春」の取材を受けなかった言い訳をしているのです。それも私が犯した罪を公表しないために取材に応じなかったと言われています。『舎利弗の真実に迫る』やこの本で、さんざん私の事を中傷させながら、それでもなお「彼らが犯した罪を公表しないで胸に秘めている」のだそうで、そのために「取材の自由がまかり通らぬ」のだそうです。これを詭弁というのだと思います。
 大川隆法氏は臆病で気が小さい性格があります。本当はそうなのです。でもそうみせないために、勇気のあるところを見せようとします。大衆の面前では大見得を切ったりします。しかし、一対一で記者に対面して取材を受ける勇気はありません。同様に一人で裁判所に出向いて主張を述べ、弁護士による反対尋問を跳ね返す勇気もありません。
 それと彼は、自分の小さな心や醜い心を、美しい言葉で飾り立てる性癖があります。この部分もその典型的なものです。御自分の奥様に対しても、離婚するとなると何冊も何冊も悪口本を書くような御仁です。胸に秘めているどころか、散々言い散らしているではありませんか。出版社を使って、雑誌を使って、組織的に動員をかけて収録されたDVDを見せているじゃないですか。にもかかわらず、記者が勇気を持って取材を申し込めば、これを断り、そのくせ「裏づけをとらないで想像で書く」と記者を貶めることを平気で言います
嘘をつくことがこれほど平気に出来る人とは、私は思いませんでした。いや、本当は気が付いていたのです。教団の信者の公称数字も嘘ですし、神託結婚はなかったと言ったのも嘘でしたし、講談社への抗議行動が信者の自発的意思で起きたといい、大川隆法氏の指示がなかったというのも嘘でした。その意味から言えば、戦いにおいては嘘はつき放題ですし、謀略を使うことも平気で出来る方だったのです。私はそうした真実に目をふさいできたのです。
今まで真実をありのままに見てこなかったことが、私の罪だと思います
。その意味で、もう一度、何が真実なのかを見直し、自分に正直になる努力をしていかねばならないと、改めて決意しております。

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1 件のコメント:

  1. 大川隆法は始めからウソつきです。
    米国で学んだ学校はニューヨーク市立大学なのにニューヨーク大学と書籍の学歴に長年記載していました。

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